知られざる産婦さん支援鉄則
- 実希 宮田
- 2020年6月26日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年8月27日
あまり教えてもらえないけど
実は 対人支援での鉄則!
産婦さんのケアにあたる方も
専門知識・技術の ”前に”
実は知っていてもらいたいこのキーワド、今日はこんなお話をします。
私の心理学の恩師が言った、忘れられない言葉
「心理を学ぶ人、カウンセラーやコーチになる人
また、人のサポートをする人は
必ず心しておかなければならない事が一つあります。
それは… 」

こんにちは!
宮田みきです。
皆さん、いかがお過ごしですか?
最近私は、産婦さんのケアの妥当性や、その時の判断・見方、捉え方を
その場を共にする同僚などと意見交換を行いながら進められることに
大きな価値を感じています^_^
そしてそんな時、いつも心理の恩師からの
温かく、そして重みあるメッセージを思い出しています。
それが、この
「人のサポートに携わる人が
心しておかなければならない、大切なこと」
皆さん、何だと思われますか?
それは…
“ 対象者への【 見方 】” でした。
私たちは日々、その人に一番マッチしたケアをするために
身体、精神、社会の面からアセスメントしますよね。
そしてその時の、その対象者の見方は、
それぞれの支援者の【 オリジナルな見方 】
になります。
目に見えるのも、検査データとして数値で表われるもの…
そしてその他、さまざまな感覚的なアセスメントも
沢山あります。
見たこと 直接お話されたこと は
【 事実 】 になると思いますが、
実はそれも
人は、その人が注目したものが見えて
その人が耳を傾けた内容が聴こえています。
だから全て、オリジナル です。
誰もが、豊かな経験やこれまで生きて学んできた
ことが反映されて
今ここに、見えて、聴こえて、感じています。
少数派の見方・感じ方だと
「偏った見方」 と言われがちですが、
また違った集団に行くと、「偏った」と言われるものが
ひっくり返り、何が常識で非常識か分からなくなる
という経験をされている方も多々いらっしゃいますよね^_^
全ての、見たもの、聴いたもの、感じたもの は、その人のオリジナル、
また、その集団の見え方、聴こえ方、感じ方のオリジナルな傾向
というものも出来てきます。
いわゆる、「誰もがみな、オリジナルなメガネを通して見ている」
と言った状態です。
これを頭の片隅に置いていれば、
一人ひとりの持つ、オリジナルなメガネは
独自の温かみや生き方が表れていて
とっても豊かだなぁと私は思います。
そして、このメガネの力はすごい!
ということを、合わせて知っていただきたいと思います。
それは…
【 周囲からの評価は、その人の自己概念や自己評価に大きく影響を与えます 】
そして、それによって
【 対象のかたの態度や行動は変化します 】
ちょっと大袈裟な言い方になりますが、
簡単に言うと
「あの方は、育児不慣れだし、こちらがやってあげないと絶対ダメな人だよー」
と支援者が思って接すると、そのお母さんは
“育児に不慣れな、やってあげないと絶対ダメな人”
の傾向に向かい行動する ということです。
これは、
ラベリング効果 また自己成就予言 と言う理論と繋がるものです。
ケアの時や、状態把握の時は
「私はこう見えたけど、他の人の見え方・感じ方はどうかな?」
と視野を広げることの大切さ
また
「そのかたの、未来を一緒にイメージしたとき、
私は、その方のどんな力を信じて支えたいかな?」
と考えてみることの有効性を感じます。
私たちが信じるだけ、ママ達の未来は広がりますね^_^
そしてこれは、子育てにも大きく活用できますね!
皆さんは今日出会ったママに、仮に「メガネを通して見た」としたら…
どんなメガネだったと思いますか?^_^
もし違うメガネで見たとしたら、どんなふうに見えますか?
♯助産ケア ♯産科コーチング ♯対人支援
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