最高なお産体験と子育て体験
- 実希 宮田
- 2020年12月7日
- 読了時間: 6分
皆さん
突然ですが、本題に入る前に…^_^
【 セミナー 】などに参加して、
「現場が改善した」とか
「実際に日頃すごく使えて、役に立ってる」
「目標達成の一助になった!」
という経験はありますか?
「良かったな〜!!」
と思えたセミナーは、とっても心を豊かにしてくれますよね^_^
日頃のケアやサポートのモチベーションにもなりますよね。
私も、だいぶ昔のことでも、そんないくつかのセミナーや講義が、未だ心の中で私のケアを支え、私を勇気づけてくれます。
では、セミナーで
すごく為になって、実際のやり方を色々学んでメチャクチャ良かった!!
でも…
どちらかというと、特に臨床ではまだ使えていないな。
と思うものはありますか?
私は、やはり「実際には活用されていない知識」が頭の中に、たくさんあると感じていました 苦笑
これは不要な知識なんでしょうか?
いえいえ、そうではないはず!^_^
あとから資料を広げて見ると
「あ〜、この前の患者さんに、これを活用して、こうしてあげられたなぁ〜…」
と思うこともあります。
医療の世界も、その他でも
さまざまな学びの場では、
「知識・スキル」 の提供 をしているところがほとんどだと思います。
わかりやすいように、レクチャーやワークも取り入れたりしますが、これもやはり「スキル」の一部に過ぎません。
しかし、具体的な知識・スキルを学ぶだけでは、
【 実際に臨床で活用することはとっても難しい 】
と言えます。
その理由は…
この続きは、最後に書きました。
では今日の本題、最高なお産体験、子育て体験についてお話していきます。
「体験」
とは、どのように作られるのか?
を少しお伝えします。
体験の作られ方 と、
記憶 というものについて知ると
お産体験だけでなく、
社会的背景に対するサポートにも役立つと思います^_^
人は自分なりに体験を捉え、
自分なりのオリジナルな体験として捉えるのです。
だから、同じ場に居合わせても、その場面の感じ方も、見えているものも、体験も、人によって違いますよね!
例えば
「私は、何でも不器用な方だし、痛がりだし…。母も難産だったっていうから、そうなる気がする」
とベースで思っているAさんと
「お産、楽しみ!不安もあるけど、もうすぐ会えるんだから、やっぱりワクワク」
と思っているBさんでは
たとえ似通った状況があっても
捉え方、ひいてはその後の現実は
大きく変わります。
Aさんは
「陣痛は怖い。嫌なもの。嫌だなぁ嫌だなぁ」
と捉え、消極的になることが多いかも知れないし
Bさんは
「そりゃあ不安はあるけど、呼吸法を練習したり、いつお産になってもいい準備はしてあるし、何とかなる!」
と捉えて
「そうだ!マタニティビクスとか、ヨガとかもやってみようかな〜!」
と、それに対する行動が生まれる可能性も高いかも知れません^_^
お産の少し前に、陣痛が弱くなった時
Aさんは
「えー… 陣痛が弱くなったの?! もうすぐ産まれると思ったのに…。
どうして順調にいかないの?やっぱり私も母と同じ難産。」
と捉えがちになるかも知れません。
また
「お産前のママと赤ちゃんの休憩。今の間に、ひと息いれよう〜!」
と捉える傾向にあるのは、どちらかというとBさんかも知れません^_^
産後の育児も
「私は授乳下手だし…
ごめんね、ママが下手だから。粉ミルクは上手に飲むのに、私のオッパイは…美味しくないのかな」
と捉えれば、授乳が苦痛になったり
「授乳って思ったより練習が要るんですね!
簡単に出来ると思ってたけど意外!
まぁボチボチ練習していこう」
と捉えると、入院中に助産師さんや看護師さんに積極的に声を掛けて一緒に練習をしたりという行動に繋がったり…
人は、「こういうものだ」
と捉えると
まるで 【 そうであることを証明するように 】
行動や、思考をそのように動かせます。
そして
【 認知がそうなっていく 】っていうメカニズムなんです^_^
更にこれが日々繰り返されることで、
【 認知は、より強化されていきます 】
【 脳内のことが現実世界で現れる 】
ということなんですね^_^
これを
【 確証バイアス 】
と言います。
時々耳にする 「引き寄せの法則」 というのも
こんなことなのではないかな?と思います^_^
人は、「私はこうだ」
という思い込みのようなものを以って、自分の世界は作られている
という感じです。
そして、これを知っていれば
「私は不器用 “だけど” 、、、
お産は準備出来るし、安産教室とかで事前に色々聞いてみよう!」
「赤ちゃん上手く母乳飲めない “けど” 、、、
他の人ってどうなんだろう? こんなもの?
どんなふうにやったらいいか、助産師さん・看護師さんに聞いてみよう!」
と、この「バイアス」にとらわれないよう
シフトさせることは出来るのです^_^
また
これを読んでくださっているあなたが
医療者さんや、支援者さんの場合
「一言」 で
要所要所でシフトさせることも出来ますよね!
こういう理論活用したいけど
「難しい」
と感じたかた、ご安心くださいね!
あなたの捉え方も一緒!^_^
「難しい…」
と捉えるか?!
「わっ!新たな発見! よく分かんないけど
とりあえず何かやってみれるかな?
それでも分かんなかったら、みきさんにメールしてみよ!」
と捉えるか?!
どちらだって出来ます^_^
それでは…
前半の課題
なぜ知識とスキルを学ぶだけでは、臨床に活用するのは難しいのでしょうか?
それは、
「自分ごと化」と
自分自身の「状態管理」
という点がスポッと抜けてしまっているからです。
この2点は、大きなポイントになります^_^
医療スキルトレーニングなどでも同じですね。
まず入手した知識・スキルは、
【 自分ごと化 】への変換が必須です。
そして、日々の生活・臨床に取り込むためには、その推進力になる自分自身のメンタルトレーニング的な
【 状態管理 (セルフコーチング)】
を取り入れることが必要ですね^_^
私のセッションの特徴はこの点にあり、
この方法を知っていただくこと、身に付けていただくことで
どんな知識もスキルも、自分のモノになりやすいです。
実践力のある方というのは、元々こういった力を持っているかたが多いのかも知れないなぁと思います。
この
「自分ごと化」「状態管理」は、
本などでもご自身で身に付けることももちろん出来ます^_^
ただ、多くの学習の場を見ると「状態管理」を独学するのは、かなりの努力が要るかも知れません!
ここまで読まれて
勘のいい方は、もうピンときたかも知れませんね!^_^
そうです!
このお話は、妊婦さんがお産までの間、
さまざまのマザークラスなどを受けて
出産、育児までの過程ととってもリンクし
活用出来ます^_^
マザークラスの内容も濃くして
助産師と相談できる機会も増やしたけど…
出産までの伴走
産後、子育てサポート
には、この
産婦さんに「自分ごと化」してもらうこと
と
状態管理をできるようにすること
これを助産師さんがサポートできるかどうかが
重要なポイントですよ〜!^_^
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