怒鳴ることをやめられないおじさん
- 実希 宮田
- 2020年11月5日
- 読了時間: 2分
以前セミナーでご一緒したおじさんは
若い部下に対して
どうしても怒鳴ってしまう
自分だって、そんなふうにはしたくない
でも、その時になると怒りが込み上げ
怒鳴り散らしてしまう…
「僕だって、本当はそんなふうにしたくない」
真剣に、そう胸の内を語っていたおじさんの姿を
今でも思い出します。
ところで先日
ある議員さんが
「産後うつは甘え」
「怒鳴りつけて躾けましょう…」
また、ご自身の場合
産後は議員選挙を全力で駆け抜けたと言い
物議を醸しています。
私は、その方の背景を知らないですし
ご本人にしかわからないので
あくまで一つの話題としての内容ですが…
人は
「その考えが肯定されてしまえば
死ぬもの狂いで頑張った
“ 当時の自分が報われなくなってしまう”」
そういう状況になったとき
心に抵抗感を抱くことがありますよね。
おじさんは、若いとき
常に上司から酷く叱りつけられ
それでも当時は皆がそれが当たり前で
そんな中、必死に仕事を頑張ってきた
とのことでした。
「ここで、若い人たちに優しく接すると
当時、怒鳴られながらも
あんなに頑張った自分は、
不要だった、無意味だった?!
『一体何だったんだ?!』って
報われなくなる…
そう思っている自分がどこかにいるのかも知れない…」
そう語られました。
看護職のかたも、こういった経験
またそういう場面を見ている方も少なくないのではないでしょうか?
酷く叱られながら看護実習や新人時代を過ごした方は
このような心の葛藤を感じているかも知れません。
そんな視点から見てみると
前記、議員さんも
もしかしたら
そんな心の葛藤を
無意識レベルで抱えているのかも知れないなぁと思いました。
怒り や 他人への否定・批判
など、現れかたとしてはネガティブなものと感じられますが
過去こんなにも頑張った自分に報いを与えるための
自分自身を守るための
防御反応という ”尊いもの” でもありますよね^_^
そう思うと
ネガティブなものは
貴重な気づきである要素が大きいと感じています^_^
では
今日もあなたにとって
心が歓びと笑顔に溢れる
一日になりますように!!
♯怒り ♯肯定的意図 ♯気づき
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