コロナ時期の妊産婦メンタルサポート
- 実希 宮田
- 2021年3月18日
- 読了時間: 4分
先行きの見えないコロナの中…
皆さん、いかがお過ごしですか?
皆さんや、皆さんの身近な方がその第一線で
一生懸命取り組んでいる…
その姿を頭に浮かべるだけで…
言葉では言い表せないほどの感謝
そして尊いことだなぁと、ただただ胸が熱くなります。
こんな中、尊敬する先輩助産師さんからは
ご自身で作成した
「感染予防の具体的な方法」
の動画が送られてきました!
少しでもママ達の役に立てば…
と、つくられた心がヒシヒシ伝わってくる
生活感たっっっぷりの動画で
気持ちをホッコリさせてくれました^_^
今、コロナに伴うストレスで
イライラや落ち込み
またDVや虐待なども増加・深刻化が懸念されていると言われます。
皆さんの中には、すでにご自身でも
【 ストレス 】
を実感している方も少なくないですよね。
ではここで
私にも、何か出来ること…
ということで、
今日は、皆さん、そしてママ達にもぜひお伝えしたい
簡単に出来る
自分自身でストレスをマネジメントできる方法を
お伝えしますね!
今日お伝えするのは…
・良かったことメモ
・戸外へ出る
・呼吸
です^_^
一日の終わり、おやすみになる前に
【 今日、どんな嬉しかったこと、良かったことがあったか、3つ 】
書き出します。
これは、「良かったことに目を向ける」というよりは
正確に物事を見ていく
という意味が大きいのです^_^
というのも
人は
「良かったこと」は、認識の中で過小評価されやすい
傾向にあります。
ネガティビティ・バイアスと言って
実際よりも約3倍の割合で、悪いことを思い出す
と言われています。
要するに
常に、ネガティブに偏る傾向がある
ということですね(^^;
これは
私たち人間が、生物として生き残るために獲得した能力でもあります。
今、常にコロナの恐怖や不安は身近にあり
不安になろうと思えば、いくらでも不安な気持ちに染まってしまえる状況です。
それでも
しっかり振り返ってみれば…
妊婦さんは、赤ちゃんの名前を考えたりする「ワクワク感」 だったり
お腹大きくなったなぁー!とふと感じる時の、「神秘さ」、「安堵感」
子育て中のママは、子どもとのたわいもないお喋りのひととき…
など
安らぎ
豊かさ
温かさ…
このような
「嬉しかったこと」「良かったこと」
は、本当は一日にいくつも… 少なくとも3つはあります。
それをしっかり、「良かったこと」として
【 評価する 】
ということは大きな意義を持ちます。
これにはペンシルベニア大学のマーティン・セリグマンという心理者の研究で、良かったこと3つを書き出すことを一週間続けることで、幸福度の上昇や、うつ症状の低下を認めるというエビデンスがあります。
また
コロナの影響で「不要な外出は避ける」と言われていますが
たとえば
玄関のドアを開けて
戸外に出る
庭先に出てみる
人の少ない公園に出てみる
などでも良いので
「戸外」
「場所・環境を変える」
ということをしてみて欲しいのです^_^
朝、外の空気を感じ、光を浴びる
これは
ストレスによって、不足傾向になりやすい
セロトニンの活性を促します。
また
場所・環境を変える
人はそれによって
感情や思考を変化させることにも繋がりやすいんです。
可能であれば
自然あふれる場所に身を置く
自然はその景色を見るだけで
”アルファ波” が高くなり
リラックスや瞑想をしている時と
同じような状態になることが検証されています。
鳥のさえずりには
”気分や注意力が改善される”
ということもわかっています。
【自粛】とか、【我慢】という
この一年よく使われることの言葉は
制限・抑制を大きくイメージさせ
何もかも「出来ない」
と、思わせがちですが
人と会わずとも
外の空気や自然に触れ
光を浴びる
これは可能ですよね^_^
20分程度
難しければ、ほんの5分だけでも。
場所を変え、戸外に出て、自然や光を浴びることによって
うつ傾向の軽減、イライラの軽減、安心感、精神の安定を図ります。
意識した腹式呼吸は
パニック、うつ傾向の改善につながります。
妊婦さんは、お産に向けて
リラックスできる自然溢れる中などで
心を落ち着かせて
呼吸法の練習も
とってもおすすめですね^_^
皆さんと、皆さんのすぐお隣にいる大切な人、妊婦さん、産後のママの安らぎに繋がりますようお祈りしています^_^
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