「あの産後さん、説明したけど
あんまり伝わらない…」
「あの看護学生さんだけ、
上手く理解してくれない」
「今年の新人さん、あの子だけ
いまいち付いて行ってないよね〜」
こんなこと、
臨床ではけっこう経験
しているかたも
多いかと思います。
こんにちは!
宮田実希です。
5月になり、新人さん
新しい方も来たりと
医療現場では
指導の機会も多いですよね!
特に産科は、産婦さんへ、
赤ちゃんのお世話や
ご自身のセルフケアなど…
説明したり、理解していただく
機会がとっても多いですよね!
こんな時、お互いストレスなく
コミュニケーション
取れていますか?
上手く
「理解してもらえない」
「伝わっていない」
そんな時は… もしかしたら
自分と相手の持つ
【 優位感覚 】
が違ったのかも知れません。
人は情報を得るとき、
観る = 視覚
聴く = 聴覚
感じる = 体感覚
という五感を使ってそれを行います。
そして誰でも、
どの感覚も使って
情報収集をするわけですが、
その中でも情報収集の際に
特に
【 自分が得意とする感覚 】
というものがあります。
これを 【 優位感覚 】 と言います。
例えば視覚優位の人が、
その視点で説明をしたり
教えたりすると
視覚優位の人には
分かりやすいですが、
聴覚優位、
体感覚優位の人には
いまいちピンとこなかったり、
心に響かないことがあります。
こんな時は、その人の
優位感覚に合わせることで
“シックリ” くる
コミュニケーション
が、出来る可能性が
高いのです^_^
また、一対 多数 に
教えたりする場合は
【 全ての優位感覚の人に
響く 伝え方 】
を組み込むことで、
より伝わりやすくなります!
では簡単な特徴をお伝えしますね!
* 視覚優位の人 *
・上の方を見たりしながら話す傾向がある。
・身振り手振りで話す。
・早口で、よく話が飛ぶが、気にしない。
・「ビジョン」「見通しが立たない」
「イメージ出来る」
など、視覚に関係する表現が多い。
・結果を重視。
* 聴覚優位の人 *
・話すとき、目の動きは
左右に動きやすい。
・歌を歌うように話し方に
リズムが付いていることがある。
・「耳障りがする」など
聴覚に関係する表現が多い。
・音に影響を受けやすく、
グループワークの時などは
隣の会話が気になり
上手く自分のグループの
話に参加出来ないことがある。
・理論的、具体的。
* 体感覚優位の人 *
・話すとき、目は下の方
を見ながら話す。
・自分の身体の感覚を
感じながら話すため、
話し方はゆっくり。
・心地よさを大事にして、
じっくり味わう。
・結果よりプロセス重視。
これは、
【 優れている部分 】
ではなく
物事を捉える感覚が、
どういう傾向にあるか
ということです^_^
妊婦さん産婦さん、
産後のお母さん
また同僚の中で
もし「上手く伝わらないな」
と感じた時などには、
個々の
【 優位感覚 】
を意識してみると、変化が感じられますよ!^_^
まずは、
「あの方、理解力悪〜い」を
→ 「この方の優位感覚、何だろう!?」
に変換してみてくださいね〜^_^
そしてその人の優位感覚に合った
対応に工夫すると、伝わったり、
理解が深まったりします!
例えば、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
視覚優位な人には
「イメージ的には、
こんなふうに…」
と、産後の生活の流れを
表や図式にして
【 視覚 】に働きかけたり
また
聴覚優位な
新人さん等には
静かなカンファレンス室で、
耳から入る(言葉)
説明をしたり
体感覚優位な
産後のお母さんには
「今、赤ちゃん上手に
吸えてますよ!
今のこの感覚、
ちょっと意識して
感じてくださいね〜」
など…
きっと沢山応用出来るかと
思います^_^
それでは
今日も、ステキな一日に
なりますように!!
心に響く最高なお産、
ワクワク子育てが、
あなたの身近な
ママ達に訪れますように!!
いつもあなたと
あなたに繋がるママの味方!
陰ながら応援しています。
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